2006.08.11金
柿色はモンゴルの桃。
ぼくはこの肉スープが気に入った。美味しかった。
モンゴルの夕食!!
本来なら、ハラペコの時間だが、海外旅行1日目で緊張していたせいか、あまりハラが減っていなかった。
20時から食堂で夕食を食べれると通訳のHさんがいうので、時間になって食堂のゲルに行った。
中は、僕のゲルと同じだった。
中には、先ほど、僕の前を走っていた車に乗っていた日本人の旅行客のおばあちゃんと、その専任の通訳さんがすでに座っていた。
簡単な挨拶の言葉をかわした。
そ のおばあちゃんは思いっきり、かけ足で走りたくこのツアーに一人で参加したらいい。モンゴルは3回目のベテラン。
僕のとなりに女の子が座った。
「この子は誰だ?」
この子も日本語が堪能である。
そういえば、僕の通訳のHはどこに行ったのかと不思議に思い、冷静に考えてみた。
「うん??隣の女の子が通訳さんか??
そうか車の中ではサングラスをかけていたから、わからなかったのだ。サングラスをはずしたら、こんなに違うのか?別の子だと思った。」
危うく、通訳のHさんに、
「通訳さんはどこに行った}と馬鹿な質問をするところだった。危ないところだった。
夕食は 肉スープ(牛肉、ジャガイモ、にんじん等)と、パン。
飲み物に、コーヒーと紅茶が出た。
肉スープはうまかった。
ももはももとは言えない味だった。
通訳さんは桃といったが、内心「柿の間違えでは?」と思った。おいしくなかった。
モンゴル語には、「いただきます」「ごちそう様」はない。
覚えたてのモンゴル語で「アムスタ(おいしい)」を連発した
食後、ゲルのまわりを散歩していたら、
明日の乗馬の道案内人Dさんが通りがかった。
通話役のHさんがDさんを紹介してくれた。
私はすかさず覚えたてのモンゴル語を話した。
僕 「サンバノ。タニルツイ(こんにちは。初めまして)。」
Dさん 「サンバノ」
僕 「ミニ イル タカベ (私はタカベといいます)、
「サエハン タニルツアラ(よろしく)」
Dさん 「タ カベー!!(おおそうか、たかべか)」
自信がついた。
十分通じているようだ。
ゲル訪問
夕食の後、通訳のHさんが、知り合いの遊牧民がいるのでゲルへ遊びに行こうと誘われて、行った。
そのゲルには、夏休みでおばあちゃんの家(ゲル)に遊びに来ている孫たちがたくさんいた(5,6人)。
モンゴルの子供たちはみんな、夏休みに、実家の手伝いをするために、田舎に帰るようである。
学校は寮制のようだ。
通うのが現実的に無理だし、納得した。
みんなに「サンバノ。サンバノ」と挨拶しまくった。
それにしても、モンゴル人はアンパンマンのような丸顔が多いイメージがあったが、今まで見たモンゴル人に丸顔は一人もいなかった。
写真を撮りたかったが、カメラを向けるのがなんとなく失礼な気が してとれなかった。
(見せもんじゃないもんね)
このゲルで、初めて「アルル」をご馳走になった。
堅くて「これを食べると歯が強くなる、栄養もあるし、モンゴル人はみんなこれを食べる」と美味しそうに通訳のHさんは食べた。
僕もひとつ手にとって食べたが、
すっぱい!!
おいしくない!!
通訳さんからどうですか?と聞かた。
「アムスタ(おいしい)」と答えたが、
1つ丸々食べるのが苦痛だった。
通訳のHの目を盗んで、食べたフリをして、ポケットに隠した
(部屋に帰ってから捨てた)
「バイラーラ(有り難う)バイシタ(さようなら)」で、ゲルを出た。